有機野菜はやはり「美味しくて健康的、高栄養」…英米の研究で証明される!

 

 有機栽培の野菜は、農薬を使う従来の野菜に比べ、いくつかの点で栄養的にすぐれて

 

いるとする研究が2014年7月13日、イギリスの科学雑誌『ブリティッシュ・ジャーナ

 

ル・オブ・ニュートリション(BJN)』に掲載された。論文を発表したのは、アメリ

 

カ・ワシントン州立大学のチャールズ・ベンブルック教授とイギリスの研究者ら。同教

 

授らは共同で343本の論文を分析、従来野菜に比べ有機野菜には抗酸化物質が18~69

 

パーセント多く含まれていると結論付けた。


 有機農法では、従来の農法で広く普及している化学農薬は使われない。さまざまな害

 

から守ってくれる農薬がないことで、有機栽培の野菜は、自ら抗酸化物質と呼ばれる化

 

合物を多く作り出し、自身の体を守る。その野菜を人間が食べたとき、抗酸化物質は、

 

今度はわれわれの体を活性酸素などのダメージから守ってくれるのだ。

 

 

 また、農薬を使わずに有機栽培で育てられた植物は、味も良くなること。BJNに掲載

 

された研究によると、抗酸化物質の濃度が高いと、食物がもつ人間の感覚器を刺激する

 

性質(味、香り、舌ざわりなど)が変化し、またわれわれが食物独自の味わいを感じ取

 

る感覚にも影響を与えるという。
 

 

 このようなことが科学的な研究によって証明されたことは、我々にとっても朗報であ

 

るが、当会は平成15年より有機野菜を科学的な面から見るように、土壌分析や野菜の硝

 

酸態窒素や糖度、その他栄養分析などを積極的に行ってきました。結果わかったこと

 

は、植物の生理を理解して、自然の節理をお手本にし、科学的に農業を行うこと大切だ

 

ということです。そもそも農業は不自然なことをやっている、自然循環している森など

 

とは違うことを理解し、人間が反自然的なことをしないで、管理をすることだと思う。

 

またこの研究で示されている、有機野菜の抗酸化物質18~69%という栄養の幅は、

 

同じ有機栽培でも品種や天候の他、特に農業者の管理の仕方で違うということをあらわ

 

している結果だと私は思います。当会は有機栽培の中でも高栄養価の野菜を生産するこ

 

とを目指していきますし、またそれが可能だと考えています。

                            

                     くまもと有機の会  田中  誠